患者さんの声を届けよう!

PHRでつながる、育薬につなげる。

harmo株式会社 × 慶應大薬・医薬品情報学講座 共同研究

プロジェクトトップ

お薬の飲みやすさアンケート PART5

服薬生活についてのアンケート2023年8月

2023年7月20日(木)~2023年7月26日(水) にharmo の電子お薬手帳のプラットフォームを利用して、お薬の飲みづらさや取り扱いづらさについてお伺いするアンケートシリーズpart5「服薬生活についてのアンケート」を実施いたしました。多数のご回答をいただき誠にありがとうございました。
以下に回答結果(速報)をお知らせいたします。

調査概要
調査内容 服薬生活についてのアンケート
対象者 電子お薬手帳harmoをご利用いただいている方のうち、配信日の1週間前(7月12日)から遡ること90日以内にカプセル剤、錠剤のいずれかが処方されている20歳以上の男女
配信数 50,080名
回答数 有効回答数1,478名(2.95%)
調査方法 スマートフォンアプリ「電子お薬手帳harmo」を通じたアンケート配信
回答期間 2023年7月20日(木)~2023年7月26日(水)

※慶應義塾大学薬学部「人を対象とする研究倫理委員会」の承認を得て実施(承認番号230420-1)

どれぐらいの人が服薬生活に不満を感じている?

アンケート回答者1,478名のうち、「1日に薬を飲む回数が多いと感じますか?」という問いに対して、「そう思う」と回答した人は全体の10.2%(151名)、「ややそう思う」と回答した人は全体の17.9% (265名) でした。

「1度に飲む量が多いと感じますか?」という問いに対して、「そう思う」と回答した人は全体の16.2%(239名)、「ややそう思う」と回答した人は全体の22.1% (326名) でした。
“飲む量が多い”と回答した割合は、男性(40.9%、女性と比べ1.2倍)で高くなっていました。

「処方された薬はすべて指定通りに飲めていますか?」という問いに対して、「飲めている」と回答した人は全体の90.7%(1,340名)、「医師に言われて量を調節している」と回答した人は全体の4.8%(71名)、「自己判断で量を調節している」4.5%(67名)でした。

「現在処方されている薬を使用することに対してストレスや不満を感じますか?」という問いに対して「そう思う」と回答した人は全体の4.3%(64名)、「ややそう思う」と回答した人は全体の18.1% (267名) でした。“ストレスや不満を感じる”と回答した割合は、女性(24.4%、男性と比べ1.2倍)で高くなっていました

現在、頂戴した貴重な意見を育薬に生かしていくために、さらに詳細な解析を進めています。解析結果は、後日公表を予定しています。

服薬生活にストレスと感じたときは・・

・・・一人で悩まず、薬剤師さんに相談しましょう!
薬剤師が、服薬生活を楽にする方法を考え、解決に繋がるかもしれません。
例えば、薬の数を減らしてもらえる場合や同じ成分で飲みやすい剤型に変更できる場合があります。
※剤形・・・錠剤やカプセル剤、注射剤などの薬の形状のこと

お薬の飲みやすさアンケートシリーズ(part1-part5)にご協力いただき、誠にありがとうございました。本アンケートを通じてharmoユーザーの皆様からいただいた貴重な意見を「育薬」に活かして参ります。

harmo株式会社(代表取締役CEO 石島 知)と慶應義塾大学薬学部医薬品情報学講座(教授 堀 里子)は共同研究契約を締結し、「電子お薬手帳を基盤としたPHR活用による治療最適化に関する研究」に取り組んでいます。本ウェブサイトは共同研究の一環で運営しています。

harmo

harmo(ハルモ)は、個々人の医療・健康情報を個人やご家族が活用可能な「harmoおくすり手帳」や「harmoワクチンケア」を開発・提供しています。「harmoおくすり手帳」はスマートフォンアプリケーションおよび専用ICカードを合わせ約40万人(2022年10月現在)の利用者を擁し、全国16,000軒以上の薬局で利用実績があります。

「harmoワクチンケア」は、予防接種の接種間違いを未然に防ぐための予防接種情報管理の必要性が注目されている中、簡単にワクチン接種情報を記録・管理するだけでなく、接種間違い防止や長期的な個別のアフターフォローが可能です。

現在は、川崎市川崎区にて、小児のワクチン接種を行う全32の内科・小児科にharmoワクチンケアが設置されており、多数の接種間違いを未然に防止した実績があります。harmoシリーズを提供することにより、生活者一人ひとりの健康価値の向上に貢献しています。

慶應義塾大学薬学部 医薬品情報学講座

医薬品情報学講座では、情報学を基盤とした学際的なアプローチにより、医療や地域社会における諸課題の解決に取り組んでいます。特に、薬学的視座での疾患予防・治療の個別最適化と医療安全の推進を中心に据えています。

リアルワールド(医療現場、地域や生活の場)における“情報”(= 医療・健康情報)の収集、解析・評価、検証(ラボワークも含む)、それらを通じた新規のエビデンス・システムの創出までを目指しています。