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harmo株式会社 × 慶應大薬・医薬品情報学講座 共同研究

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お薬の飲みやすさアンケート PART3

薬の包装シートについてのアンケート2023年5月

2023年3月23日(木)~2023年3月29日(水)にharmoの電子お薬手帳のプラットフォームを利用して、お薬の取り扱いづらさについてお伺いするアンケートシリーズpart3「薬の包装シートに関するアンケート」を実施いたしました。
多数のご回答をいただき誠にありがとうございました。
以下に回答結果(速報)をお知らせいたします。

調査概要
調査内容 薬の包装シートについてのアンケート
対象者 電子お薬手帳harmoをご利用いただいている方のうち、配信日の2週間前(3月8日)から遡ること90日以内にカプセル剤、錠剤のいずれかが処方されている20歳以上の男女
配信数 51,175名
回答数 有効回答数1,143名(2.2%)
調査方法 スマートフォンアプリ「電子お薬手帳harmo」を通じたアンケート配信
回答期間 2023年3月23日(木)~2023年3月29日(水)

※慶應義塾大学薬学部「人を対象とする研究倫理委員会」の承認を得て実施(承認番号221111-1)

どのような人が包装シートから取り出しづらいと感じる?

アンケート回答者1,143名のうち、「現在または過去に内服した薬で、包装シートから押し出す時、取り出しづらいと感じる薬はありますか?」という問いに対して、「ある」と回答した人は全体の27.9%(319名)でした。

“取り出しづらい”と回答した割合は、Part2(薬の小ささについてのアンケート)と同様に、性別、年齢による違いはほとんど見られませんでした。

“包装シートから取り出しづらい”と感じる薬の具体的な例として、「カプセルが潰れて薬が包装から出しにくい」「小さいものを押し出したときに勢いよく押しすぎて、どこに行ったかわからなくなったことがある」「小さくて丸い錠剤全て、取り出した際に何処かへ転がっていってしまうことがあるので」といったご経験やお困りごともご回答いただきました。

現在、頂戴した貴重な意見を育薬に生かしていくために、さらに詳細な解析を進めています。解析結果は、後日公表を予定しています。

アンケート結果は、お薬をもっと安全に、もっと使いやすく進化させていく「育薬」のタネになります。本プロジェクトでは、引き続きharmoを通じたアンケート調査を計画中です。harmoユーザーの皆様の声をお待ちしています!

薬を包装シートから押し出す時,取り出しづらいと感じたときは・・

・・・一人で悩まず、薬剤師さんに相談しましょう!
薬剤師が一緒に取り出しづらい原因を考え、その解決に繋がるかもしれません。
例えば、お薬を取り出しやすくするアドバイスをもらえる場合や包装シートから取り出す必要がないように一包化してもらえる場合があります。
※一包化・・・一回に飲む錠剤やカプセル剤を包装シートから取り出して,まとめて1袋にすること

harmo株式会社(代表取締役CEO 石島 知)と慶應義塾大学薬学部医薬品情報学講座(教授 堀 里子)は共同研究契約を締結し、「電子お薬手帳を基盤としたPHR活用による治療最適化に関する研究」に取り組んでいます。本ウェブサイトは共同研究の一環で運営しています。

harmo

harmo(ハルモ)は、個々人の医療・健康情報を個人やご家族が活用可能な「harmoおくすり手帳」や「harmoワクチンケア」を開発・提供しています。「harmoおくすり手帳」はスマートフォンアプリケーションおよび専用ICカードを合わせ約40万人(2022年10月現在)の利用者を擁し、全国16,000軒以上の薬局で利用実績があります。

「harmoワクチンケア」は、予防接種の接種間違いを未然に防ぐための予防接種情報管理の必要性が注目されている中、簡単にワクチン接種情報を記録・管理するだけでなく、接種間違い防止や長期的な個別のアフターフォローが可能です。

現在は、川崎市川崎区にて、小児のワクチン接種を行う全32の内科・小児科にharmoワクチンケアが設置されており、多数の接種間違いを未然に防止した実績があります。harmoシリーズを提供することにより、生活者一人ひとりの健康価値の向上に貢献しています。

慶應義塾大学薬学部 医薬品情報学講座

医薬品情報学講座では、情報学を基盤とした学際的なアプローチにより、医療や地域社会における諸課題の解決に取り組んでいます。特に、薬学的視座での疾患予防・治療の個別最適化と医療安全の推進を中心に据えています。

リアルワールド(医療現場、地域や生活の場)における“情報”(= 医療・健康情報)の収集、解析・評価、検証(ラボワークも含む)、それらを通じた新規のエビデンス・システムの創出までを目指しています。